フロント（リア）ホイルベアリングは時々大破するが、同時にフロントブレーキを奪う事があるから危ない

2018年4月7日バイクメンテナンス

先日預かったバイクです。

現象は、「フロントブレーキにエアが咬む」でした。

具体的にどうなるかと言いますと、ブレーキレバーを握ってもブレーキが効かず　“すかっ！”という感じでブレーキが効かないわけです。

自転車に例えると、ケーブルが伸び切った感じで、ブレーキレバーがハンドルのグリップに当たるまで握りこんでもブレーキが効かない感じ

伝わってます？

何回か繰り返して握り返せば（この行為を業界用語で　アオル　と言います）、どうにかブレーキが効いてきます。危ないですよね？というわけで修理を承りました。

予感はしてましたが、なんと！原因はブレーキではないのでありました。

その原因が上の写真！・・・わかりにくいですね。

この赤丸の部分に、ボールベアリング　という、「しゃーーーーーっ！」とホイルを軽ーーーーーく回転させるための、部品がついてますが、それが大破してました・・・。

ベアリングってこんな部品↓

ベアリングのバラバラ大破写真は、また次の機会にアップします。

詳しくは、割愛しますけど　こうなると　ブレーキディスクの回転軸がブレて　走行して回転するたびに　ブレーキキャリパーのピストンを押し戻して、その結果レバーを一握りしただけでは、ブレーキが効かなくなるという危険な状態に陥ります。

皆さんも注意してね、・・・・・・・・・て、言われてもねぇ、困りますよね・・・・・・・・・・・・　そんな時は！

バイク屋さんに定期点検に出しましょう！　ちゃんと、こういうところも見て行きますから安心ですよ、その道のプロがいる、「認証工場」に点検を出しましょうネ～。特にユーザー車検派の人は、今までこういうところを　放置してきてる人も多いと思います。たまには点検に出すべきですよ、事故でも起こしたら人様の迷惑になる、というか何よりかわいい自分が痛い。

何でも自分でやるのは結構ですが、自分の技量とよく相談して作業しましょうね♡　無理は禁物です、安全自意識を高めて行こう！

【余談】

今日の主役のベアリング君、オイルシールという部品とセットで使用して、内部のグリス流出を防ぐ場合があります。この「オイルシール」が曲者で、侵入した水までもシールしてしまう、という面も持ち合わせていたりします。

なのでウチでは、状況に応じて、敢えてはずして組み付ける場合もありますヨ。

ステアリングステムかなぁ・・・最近は減りましたけどね。

ではまた明日。

４／１６　月曜日　１９：３０－やいづTVの番組　「ミカの気分上々」　に出演します！見てね～

生放送　SHOWROOM （生配信のみ）

https://www.showroom-live.com/8dfd4719901

やいづTVのfacebookページ(生配信・録画）

https://www.facebook.com/yaizu.ust

YouTube （録画)