静岡市唯一。元カワサキマンのカワサキ専門メンテナンスショップ。バイクの修理&中古車販売・メンテナンス
 

作業日誌 7月22日 「納車整備」はこんな感じで作業します

今回は、新車の納車整備です。整備内容の全てではないのですけれど

代表的な作業を紹介しますね。

 

-2017モデルの ニンジャ250の新車整備です。

 

新車であっても、納車前の整備は必要なんです。

この整備を行う事で、工業製品から趣味の乗り物「オートバイ」に生まれ変わるのです。

 

でもね、ココまでの納車整備をしないと危険というわけでは無いのです、バイクを良い状態で永く維持するために必要だと判断して、ボクのお店では実施しています。

 

この作業の内容は基本的にはメーカーの指定する項目を実施しますが、プラスアルファ―の部分は、バイク屋さん毎に対応は異なります。

 

さて

では、代表的な作業を紹介していきます。

 

バッテリーの液を注入して、初期充電をかけます。

最初バッテリーには液が注入されていないので、バイク屋がバッテリー液の注入を行います。

液を入れてから、30分以上放置してから充電をかけます。

 

この作業をしている間に、他の整備を行います。

 

 

チェンジペダルの摺動部分にグリスを塗布します。

 

クラッチレバーのシャフトにもグリスをたっぷりと塗ります。

 

クラッチケーブルに給油。

新車の状態では、カラカラですから必須作業です。

手で隠れてますが、エアゾール式の柔らかいグリスを使ってます。

下まで落ちてきているか確認します。大丈夫のようですね

 

ブレーキレバーのシャフトもグリスまみれにします。

 

スロットルケーブルにも給油します。2本装着されてますから両方に給油します。

 

フロントブレーキパットの脱脂

 

フロントディスクプレートの脱脂

 

今度はリアブレーキパット。

 

リアのディスクも脱脂

部品を元通りに組み付けます。

組み付けは、トルクレンチを使って締め付ける力をメーカーの指定する力で締め付けます。

 

ドライブチェーンの張り調整です、新車は貼りすぎ傾向にあるので、その場合は少し緩めます

タイヤの空気圧も、規定値からは外れてる事が多いので調整します。

 

作業はこれだけではありません。

その他の部分にも給油したり、グリスアップをしますし、ブレーキ、エンジンオイルの量、冷却水の量、灯火類の動作確認、エンジンの始動性、アイドリングの状態、電動ファンの作動・・・・・・

まだまだありますが、この辺で。

 

そんな納車整備作業を終えて、最後に試乗をさせていただき走行に問題の無いことを確認して、ようやく納車できます。

オプションパーツの取付なども、納車整備の時に作業します。

 

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